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まずは語彙(単語やフレーズ)から

まずは語彙(単語やフレーズ)から
 好んで言語研究者が引用する名言に、David WilkinsのWhile without grammar little can be conveyed, without vocabulary nothing can be conveyed.(文法抜きだとあまり伝えられないが、語彙がなければおよそ何も伝えられない)というものがあります。コミュニケーションの本体であるコンテンツ(意味・内容)が語彙で成っている以上、まずはそこからということであり、

(即戦力、日向p16)

 これは痛感するところで、大学受験等のための英語学習においても、単語を覚えていさえすれば、文章の意味を明快につかめなかったとしても文脈を推測しにかかることができ(時折、その推測が暴走して全く違ったストーリーをこしらえてしまうことがありつつも)、何かしら得点をもぎ取ってこれる生徒が多いのに対し、単語を覚えていない生徒はおおよそ成果がでにくいものです。
 さらに、文法書のキーフレーズを一つ一つ、アウトプットも交えながら丁寧に体に取り込んでいる生徒は、より成果がでやすいと感じています。
 ただ、やはり単語!であって、文法や文法事項を含んだキーフレーズだけを一生懸命勉強しても、やはり成果はでにくいなと感じています。
 どうにか生徒に(とりわけあまり熱心でない生徒に)単語を覚えさせられないものでしょうか。教師が生徒に貢献できることといえば文法や読解等の理論的な面の説明で、そのついでにいくつかの単語を授業で扱うとしても、カバーできる単語の数、あるいはその反復の回数はたかが知れたものであり、結局は「自分で覚えてきて」ということになりがちです。年間計画に単語帳を使った単語テストを組み込むなど様々な工夫がなされていますが、やはり反復回数という点からは不満が残ります。