小学4年生までに覚えておきたいことわざ

動物を使ったことわざ

ことわざ 意味
虻蜂取らず あれこれ欲張るとすべて失敗する。
蟻の穴から堤も崩れる ちょっとした油断から大事になる。
犬も歩けば棒に当たる ①物事を行う者は、時に災難にあうこともある。②何かやっているうちに思いがけない幸運にあうこともある。
井の中の蛙大海を知らず せまい知識や考えにとらわれ、広い世間を知らないことのたとえ。
魚心あれば水心 相手に親しむ気持ちがあるならば、こちらにも応ずる用意があるということ。
牛に引かれて善光寺参り 自分の意志からではないのに、思いがけないきっかけから善い行いをすること。
馬の耳に念仏 せっかくの忠言や助言が、全く聞き入れられない様子のたとえ。
海老で鯛を釣る 少しの努力や金品で大きな利益を得る。
飼い犬に手を噛まれる 世話をしたり、かわいがったりしたものから害を受ける。
蛙の子は蛙 子は親に似るものだ。平凡な親からは、やはり平凡な子が生まれる、ということのたとえ。
蛙の面に水 どんなことをされても平気でいること。
河童の川流れ どんな名人や達人でも油断をすれば失敗する。
亀の甲より年の功 長年の経験は尊いものだ。
雉も鳴かずば打たれまい よけいなことを言わなければ、災難にあうこともないということのたとえ。
木に縁りて魚を求む 方法がまちがっているために目的が達成されないことのたとえ。
腐っても鯛 真にすぐれたものは古くなったりいたんだりしても、まだそれなりの値打ちがある。
猿も木から落ちる 名人や達人でも時には失敗する。
雀百まで踊り忘れず 幼児の習慣は年をとっても忘れない。
立つ鳥跡を濁さず 立ち去る者は今までいた場所をきれいにすべきだ。去り際が潔く、きれいである様子。
月とすっぽん 二つの物があまりにちがいすぎること。
とびが鷹を生む 平凡な親からすぐれた子供が生まれること。
とびに油揚げをさらわれる 不意に大事なものを奪われる。
捕らぬ狸の皮算用 確かでないことがらに期待し、それらをもとに計画を立てること
虎の威を借る狐 自分の力はないのに、有力者の権力をたのみにして、威張る小人物のたとえ。
鳥なき里の蝙蝠 優れた者のいない所で、つまらない者が勢力をもって得意げに振る舞うこと。
飛んで火に入る夏の虫 わざわざ自分から危険や災の中に入り込んでいくことのたとえ。
泣き面に蜂 悪いことのうえにさらに悪いことが重なる。
二兎を追う者は一兎をも得ず 同時に二つのことをしようとすると、結局両方とも成功しない。
猫に鰹節 好物をそばに置いては油断ができないこと。
猫に小判 どんなに値打ちのあるものでも、それがわからない人には、何の役にも立たない。
能ある鷹は爪を隠す 実力のある人は、人前でやたらそれを表そうとしない。
豚に真珠 貴重なものでも価値のわからない者には、何の役にも立たない。
柳の下にいつもどじょうはいない 一度成功したといっても、再び同じ方法でうまくいくとは限らない。
やぶをつついて蛇を出す 余計なことをして、思わぬ災いを招くこと。


植物をつかったことわざ

ことわざ 意味
青は藍より出でて藍より青し 弟子が努力することによって、その師をこえることのたとえ。
言わぬが花 口出して言わないほうがかえってよい。
うどの大木 体が大きくても役に立たない人のたとえ。
うりのつるになすびはならぬ 親以上のすばらしい子を願っても無理だということのたとえ。
火中の栗を拾う 他人の利益のために、非常に危険なことに手を出すこと。
枯れ木も山のにぎわい つまらないものでもあるほうが、ないよりはましであるということ。
木を見て森を見ず 部分にこだわって全体を見失うこと。
桜伐る馬鹿、梅伐らぬ馬鹿 枝を切って手入れするときの仕方が樹種によって異なることの教え。
山椒は小粒でもぴりりと辛い 体は小さくても、軽視したり馬鹿にしたりできない実力を持っている。
栴檀(せんだん)は双葉より芳し(かんばし) 大成する人物は子どものときからすぐれていることのたとえ。
蓼食う虫も好き好き 人間の好みもさまざまである。
十日の菊、六日の菖蒲(あやめ) 時期外れの物。大切な時に間に合わない物のたとえ。
となりの花は赤い 何でも他人の物は実際よりよく見える。
どんぐりの背比べ みな同じくらいですぐれたものがない。
濡れ手で粟 苦労しないで大きな利益を得ること。
花より団子 見かけのきれいな物より役立つ物がよい。
瓢箪から駒が出る 意外なところから、意外な事実が出ること。冗談で言ったことが思いがけず本当になること。
まかぬ種は生えぬ 何もしないでよい結果は得られない。
三日見ぬ間の桜 桜の花は、咲くのも早いがすぐ散ってしまうところから、世の中の変化が激しいことのたとえ。
柳に風 相手に逆らわずおだやかにあしらうことのたとえ。
柳に雪折れなし 柔軟なものは堅いものよりかえって物事に耐える。
寄らば大樹の陰 どうせたよりにしてあてにするのなら、勢力のある人や大きな組織のほうがよいということのたとえ。


数を使ったことわざ

ことわざ 意味
悪事千里を走る 悪いことは直ぐに世間に知れわたる。
当たるも八卦、当たらぬも八卦 占いは当たる場合もあれば、当たらない場合もある。吉にせよ凶にせよ、いちいち気にすることはない。
石の上にも三年 つらいこともがまんすれば、いつかよいことがある。何事も辛抱が必要だ。
一難去ってまた一難 次々と困難や災難におそわれること。
一事が万事 一つの例で、他のすべてがわかること。
一を聞いて十を知る ちょっと聞いただけで、全体の様子をたちまち理解してしまうほど、賢いことのたとえ。
一寸先は闇 将来のことはほんの少し先もわからない。
一寸の虫にも五分の魂 小さくて弱い者にも意地があるから、軽視してはいけない。
一石二鳥 一つのことをして、同時に二つの利益を得る。一挙両得。
海に千年山に千年 いろいろな経験を積み、世の中の裏面まで知りつくして、悪がしこいこと。海千山千(うみせんやません)。
五十歩百歩 似たり寄ったりでたいしたちがいはない。
千里の道も一歩から 遠大な事業も身近なことから始まる。
三人寄れば文殊の知恵 平凡な人間でも、何人か寄り集まって相談すれば、文殊菩薩のようなすぐれた知恵がでてくるものだということ。
鶴は千年、亀は万年 長寿でめでたいことのたとえ。
天は二物を与えず 人はどの点においてもすぐれているということはありえない。欠点のない人間はいない。
無くて七癖 だれでも多少のくせはあるものだ。
七転び八起き 何回失敗してもくじけないで、そのたびに立ち上がって努力すること。
二階から目薬 事が思うようにならず、もどかしいこと。効果が期待通りに出ないこと。
二度あることは三度ある 物事はよくくりかえすものだ。
早(朝)起きは三文の徳(得) 朝早く起きると、何かと利益をもたらす。
万事休す すべてのことは終わった。手の施しようがなくなった。もう何をしてもだめだ、という場合に使う。
人の噂も七十五日 世間の噂も一時のことで、いつしか自然に消えていくものだ。
百聞は一見にしかず 何度も人から聞くより、実際に一度見たほうがよくわかる。
百里を行く者は九十里を半ばとす 物事は最後まで気を抜かずに努力すべきである。
仏の顔も三度まで どんなに温和で情け深い人でも、何度もひどいことをされれば、しまいには怒り出す。
三つ子の魂百まで 幼少時代の性質は一生変わらない。
桃栗三年柿八年 それぞれの果樹が、芽が出てから実がなるまでの年数を表す。

その他のことわざ

ことわざ 意味
悪銭身につかず 不正なことをして得たお金はむだづかいしがちで、すぐなくなってしまう。
浅き川も深く渡れ どんなことも注意深くやりなさい。
頭隠して尻隠さず 一部しか隠せていないのに、全部隠したつもりになっていること。
暑さ寒さも彼岸まで 夏の暑さも秋の彼岸の頃にはなくなり、冬の寒さも春の彼岸の頃には消えて、とてもしのぎやすい季節になること。
後は野となれ山となれ 自分にかかわりがなくなったあとのことは、どうなってもかまわない。
あばたもえくぼ 好きになると相手の醜いあばたもかわいいえくぼに見える。
雨垂れ石をうがつ 小さな力でも努力を続けると、その成果は必ずあらわれる。
案ずるより生むが易し 前もってあれこれ心配するよりも、思い切って実行してみると案外たやすくできる。
石橋をたたいて渡る 用心の上に用心を重ねること。
医者の不養生 他人には養生を説く医者が自分は不養生をすることから、実行がともなわないことのたとえ。
急がば回れ 急ぐときには危険な近道よりも、遠くても安全な道を行く方が、結局は早く目的地に着く。
嘘から出た実 初めは嘘のつもりが、偶然本当になること。
氏より育ち 人柄を育てるのは家柄よりも教育や環境だ。
縁の下の力持ち 人に知られず他人のために努力すること。
鬼に金棒 すでに強いものが何かを得てさらに強くなること。
鬼の目にも涙 ふだんは鬼のように厳しい人でも、ときには情けを感じ優しい慈悲の心を起こすこともある。
帯に短したすきに長し 中途半端で役に立たない。
壁に耳あり障子に目あり どこで誰に聞かれているか、あるいは、誰に見られているかわからないものだ。
果報は寝て待て 幸運はあせらないで時機が来るのを静かに待ちなさい。
かわいい子には旅をさせよ 子供がかわいければ、甘やかさずに苦しみやつらさを体験させた方がよい。
苦しいときの神だのみ ふだんは神を信じていない者が、苦しくなると神に助けを請うこと。
口は禍の門 うっかり言ったことがもとで不幸を招くことがある。口をつつしめという戒め。
紺屋の白袴 他人のことに忙しくて、自分のことがおろそかになること。
弘法も筆の誤り 名人や達人でもときには失敗する。
弘法は筆を選ばず 高い技能を持った人は、どんな道具や材料もうまく使いこなす。
転ばぬ先の杖 失敗せぬように前もって注意するのがよい。
朱に交われば赤くなる 交際する仲間によって、人は良くも悪くもなる。
知らぬが仏 知っていれば腹も立つが、知らないなら仏のような落ち着いた心でいられる。
好きこそものの上手なれ 好きだからこそ熱心に取り組み、上達するのだ。
急いては事をし損じる 物事をあわててやると不注意のため失敗することが多いから、落ち着いてゆっくりやれ。
善は急げ よいと思ったことはためらうことなく実行せよ。
大は小をかねる 大きなものは小さなものの代わりもできる。
棚からぼたもち 思いがけない幸運を得ること。
塵も積もれば山となる 小さなものでも積もり重なれば、いつしか高大なものになる。
灯台下暗し 自分の身近なことはかえってわかりにくい。
豆腐にかすがい 手応えや効き目のないこと。
情けは人のためならず 情けを人にかけておくと、いつの日かそれがめぐりめぐって、自分によい報いとなって返ってくる。人には親切にせよ。
糠に釘 手応えも効き目もないことのたとえ。
念には念を入れる よく注意したうえにも、さらに注意する。
のれんに腕押し 力を入れて働きかけても手応えがない。
人を見たら泥棒と思え 人を軽々しく信用してはいけない。
下手の横好き 下手なのにそのことが好きで熱心なこと。
負けるが勝ち むだな争いをさけるために勝ちを相手にゆずることは、長い目で見ると、あとあと有利な結果になることが多く、実質的には勝ったことに成なる。
馬子にも衣装 外面を飾ればだれでも立派に見える。
待てば海路の日和あり じっと待っていれば、やがて幸運がめぐってくる。じたばたせずに気長に待て。
身から出た錆 自分がしたことの結果として、自分が苦しむこと。自業自得。
焼け石に水 わずかな援助や労力では役に立ちそうもないこと。
弱り目に祟り目 不運の上に不運が重なること。
楽あれば苦あり 楽なこと、あるいは苦しいことばかりが続くわけではない。
良薬は口に苦し ほんとうに自分のためになるような忠告は、聞くのがつらい。
類は友を呼ぶ 似ている者同士は自然に集まる。
渡る世間に鬼はない 世間は無常のように見えるが、困ったときに助けてくれる情け深い人も必ずいるものだ。


赤字は、日常生活・日常会話で使われる頻度が比較的少ないと思われるもの(私見)。

【参考】
四谷大塚予習シリーズ 国語4年下